髪のお医者さんという柱について
僕が掲げる美容師像の大きな柱の一つに
「髪のお医者さん」という物があります。
何を持ってお医者さんなのか、呼び方は自分で分かりやすいようにそう呼んでいるだけなので自称もいいとこですが
何を大事にするか、どんな思想なのか、が大事ではないかと思っています。
僕が大事にしたいのは
「素材美」です。
素髪が一番美しいと考えているのですが
この素髪というのは何もしていない髪という訳ではなくて
素材を磨きに磨いた、宝石に例えると原石をカットし研磨し、店頭に並ぶ美しい宝石になる。
そんな状態を指している、と考えています。
不必要な着色や加工をせずに素材が本来持っている美しさを100%引き出す
それが素材美である、そしてそれを引き出す為に必要最低限の手入れをする、それが「髪のお医者さん」であると思っています。
素材である髪を最高に輝かせるために必要最低限の施術(これが宝石でいうカットや研磨にあたる)こそが治療に近しいものであり、その意識やこだわりを持っている事こそが違いを生む、そう信じています(当然まだまだ先は見えないので道半ばですが、)。
もちろんこれは僕自身が美容師として大事にする柱の「1つ」にすぎず
お客様にこれを押し付け強要するのはほとほと筋違いだとは思っていますので、どうぞご安心下さいませ😁笑
大久保 翔
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