オリジナリティとは
退社をする直前に
お客様からこんな言葉をかけて頂きました。
「大久保くんには今まで存在しなかった全く新しい髪型を作り上げて欲しい」
花向けに頂いたお言葉です!
本当にありがとうございます。
恐らく本意としては
今までに誰も想像だにしなかった全く新しいスタイルの創造
そんな意味だと捉えております。
1963年ヴィダルサスーンが従来のカミソリでのカットを捨てハサミでのボブカットを世に出してからおよそ60年
ロング、ミディアム、ボブ、ショート
大きな分類からウルフ、ショートボブなどの派生は生まれますが
全く新しい革新的な髪型、ましてやそれが一般的に広まることは恐らくほぼなかったことと思います。
ただただ個性的で誰もやってないようなスタイル、であれば例えばトップを刈り上げて裾を伸ばす。
そう、かの有名なザビエルのようなスタイルだとか、
奇をてらったスタイルは考えられますが
それが時代、流行、一般に受け入れられ、魅力的に映るか、そう考えたら難しいところがあり、
物質、情報な世の中、これから作られる「新しい」と言われるスタイルは
どれも既出のスタイルのどれかに分類されるだろうと思っています。
もちろん、革新的なデザインを追求する事は前提において、ですが。。
僕が今現在考えるこれからの「オリジナリティ」とは
ゼロから生まれる新しいスタイルではなく
先人の方々のおかげで充実している技術、知識、情報を追求し、組み合わせ昇華させて
自分にしか出来ない専門性のある施術を確立させる事、
これがオリジナリティであると考えています。
正確に言うとこの「オリジナリティ」を探し求めています。
それが
数多いる美容師の中
自分が必要とされる、
自分の存在意義を見出す理由になると思うから。
皆様にとって、髪の毛を担当させて頂くすべての方にとって、関わって頂く全ての方にとって意味のある存在になれるよう
研鑽を重ねようと思います!
大久保 翔
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