髪を切る事と髪型を造ること
僕たち美容師にとって
髪を切らせていただく事は手段の一つでありゴールではありません。
その先にあるお客様のお悩みの解消、喜び、生活のお手伝い、社会貢献
そしてそこから生まれる自己成長、存在意義の確立
それがあることを忘れてはいけません。
そしてカットにおいても
綺麗に、上手に切れること自体に意味はなく
デザインを造る、という事の為の手段だと思っています。
(一般の方には少し怖いかもしれません笑)
綺麗に切れる、
というのは明確な基準があって、
それと比べどうだったか
と評価するものであり、綺麗かどうか、うまく出来たかどうか、の判断ができます。
実際にお客様のカットをするときには
素敵なデザインかどうか
似合っているかどうか
ライフスタイルに合っているかどうか
手入れが簡単かどうか
など、あらゆる要素を加味して正解を探しデザインしていきます
ただし100%の正解は無いものだと思います
この時に綺麗に、上手に切れる技術を手段として
その上
どう切ったら似合うのか
ここを切ったらもっと長持ちするんじゃないのか
と、無い正解に近づくよう試行錯誤をします
その思考が大事なように思います。
どんな仕事でもそうなのでしょうし
そもそもが当たり前の話ではあるのですが
絶対に忘れてはいけない自分への戒めとして!
大久保 翔
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